4/26
こんな人にお勧めアップルシード
本日(4/26)、遅れ馳せながらアップルシードを見てきました。以下ネタばれでどんな方がアップルシードを見るべきか簡単に書いてみます。
あ、原作との違いとかそーいうことは気にしない方向で行ってますのであしからず。
★こんな方にお勧めです。
・アクションが好きな方
アクションシーンは多くて派手です。ストレートに楽しめます。スピード感もあるし。
・変形ロボットアニメが好き方
出ます。どっちかというとパワードスーツですが。これもかっこよかったです。
・ハッピーエンドが好き方
なんというか、途中ある程度紆余曲折はあるんですけど、結局最後はとても前向きに終わります。おれたちが自分たちの未来を作るんだ、みたいな。
実は、エンターテインメントとして作ってるくせに「見るものに考えさせる、テーマ性のある映画」みたいな作りにしてるの嫌いなんです。限りある人生結局いろいろあっても前向きにいく以外の選択肢はないわけでもあるし。すっきりしないし。ていうか、実人生だけでも十分いろんな課題はあるんだから、そんなお高く止まった「キミタチこういうことも考えなければいかんよ」みたいなえらそうな映画には付き合っていられません。
もちろん、最初からそういうメッセージを伝えるために作っている、必ずしもエンターテインメントともいえない映画はまた別ですよ。(あんまりそういうの見ませんが)
・ときメモ3が好きな方
テレビで宣伝を見たときから、今に至るまで、人物はみんなときメモ3を思い起こさせます。。。なんか超ハイクオリティときメモ3を見てる気分でした。いや、ストーリーとかじゃなくて、画面の中の人物が。トゥーンレンダリングの具合とか、髪の毛の具合とか、表情の作り方とか。
髪の毛については、TBSはスクウェア・エニックスから、映画版ファイナルファンタジーの時に作ったという髪の毛計算エンジンを買ったほうがいいんじゃないでしょうか。
★こんな感想でした。
面白かったです。とても。
ストーリーはとてもはっきりしていて、単純で、一応ストーリーの背景になる設定には考えさせられる要素もあるにせよ、エンターテインメントらしいすっきりしたつくりだったと思います。アクションは気持ちよかったし、メカも見ていて楽しかった。
ぼくはCGが好きなので、こういうCGがガリガリ前面に出ている映画は思わず見てしまうのですが、そういう面から言えば、なんというか画面になんともいえない違和感がありました。溶け込んでいないというか。質感がばらばらなんです。これは意図的にやってるんだろうか。だとすれば逆に結構面白いかもしれない。
ちょっとだけ気になったのは、世界観ですね。今時、SFとしても「人類は存続し続けるべきか」なんてテーマはちょっと古臭い感じが……。
と思ったら、アップルシードの原作ってよく考えると、僕が中学校のころからあったんですよね。道理でテーマが古いはずだ。当時は冷戦中、ボタンひとつで核戦争なんていうことが真剣に話されていた時代でした。そのころのテーマなんだから古いのは当たり前か。ちなみに、アップルシードの1巻は1985年2月だそうです。
思わずイノセンスと比べたくなっていまいますね。これだけ公開時期が近くて、どちらもCGを多用した新しい表現のアニメーションで、原作者もおなじ。しかし中身は全然違いました。画面ひとつひとつの表現の完成度ははるかにイノセンスの方が高かったと思います。テーマ性や難解さもイノセンスの方が高かったといえるでしょう。この二つについては高けりゃいいというものでもありませんが。一方アップルシードはすべてがエンターテインメントに徹していて、大変心地よく一気に見ることができました。
イノセンスの画面と表現は衝撃的で、また見たいと思いました。しかし見ていてどっちが楽しい、気持ちいいかと言えば圧倒的にアップルシードでしょう。日本の映画史に残るのはイノセンスで、アップルシードは埋もれると思うのですが(新しい制作手法を導入したという意味では残るかも)、どちらが見ていて楽しいかと言えばアップルシード。ぼくはこういうわかりやすさが好きです。GW中にもう一度行っちゃうかも。
そういえば、制作期間の違いも両者の違いをよく表していて面白いと思いました。イノセンスは5年かかったそうですが、さもありなんと思わせる出来でした。一方、画面や表現の完成度から見れば低いアップルシードは1年だということなんですが、これは逆に、これが1年で出来るのはすごいと思わされます。アップルシードは制作手法もとても斬新で大量生産に向いた手法なので、こんな映画が1年でできるのなら、もっとたくさん作って欲しいと思いました。このプロセスの違いも、両者の違いをよく表していると思いました。
コメント(0)| Track back(0) | 2004-04-26 23:05:05
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