「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやれねば誰がやる」の決め台詞でおなじみのキャシャーンでしたが、映画版ができたということで見に行きました。オリジナルは大好きでした。というか大好きだったという記憶があります。主題歌と断片的な映像しか覚えていませんが。
★映画版の感想は
。。。
句点3つで終わろうかと思ったのですが、あんまりなので少し書きます。(ネタバレ注意)
あ、原作との違いとかそーいうことは気にしない方向で行ってますのであしからず。
★ほめますよー
大変新しい映像表現だったと思うし、途中までは流れにもすごく惹きつけられました。見ている間はとても楽しかったし、スクリーンで見て損はしない映画だと思います。特に映像表現の新しさは、今年見た中では一番か、イノセンスとタメくらいだと思います。表現だけ見れば僕はイノセンスの方が好きですが。
これを見て、改めて日本の映画もなかなかがんばってるじゃないかと思いました。ぼくは基本的にエンターテインメント系しか見ないのですが、去年1年間で見た中で、「あずみ」「イノセンス」「アップルシード」「キャシャーン」の4作品は完全にハリウッドの平均的アクションエンターテインメントよりも面白かったと思うし、何よりそれぞれすごく新しかった。ハリウッドの手馴れた手法で作られる、「君たちはこーいうのが好きなんだよね? ほらご覧よ」的な大量生産アクションエンターテインメントと比べて、根本的には同じ方向を向いているにもかかわらず、日本のこれらの作品のほうがずっと好きでした。そして、センスも上だったと思います。
日本の作品って、すごい高品質だと思うんですけど。これは他の国で理解されないセンスなのか?
★ほめませんよー
僕にとっての問題は、「小難しい」そして「ハッピーエンドでない」ということでした。最後1/4くらいでどんどん救いのない方向に行って、イヤーな予感がしてきましたが最後に的中しました。こういうの好きな人もいるのかもしれませんけどね。アップルシードの感想でも書いたんですけど、ぼくは小難しかったり説教くさかったり、ハッピーエンドでないものがとても苦手なので、後味はイマイチでした。
「誰のための映画なのかわからん」なんて評もあったみたいですが、それは……まあメッセージははっきりしてると思うんですが、この内容を受け取りたい人は、日本の世の中にいないんじゃないかって指摘かもしれませんね。エンターテインメントは見る人に迎合してナンボ(それを超えられれば一番)だと思うので、そういう意味ではあんまりいい映画ではなかったのかも。
★総評
映像は見ていて楽しかった。それだけでも価値はあった。けど後味がイマイチなー。これならアップルシードのほうが上(異論のある人もいそうですが)。
それから「アンドロ軍団」という言葉が出てこなかったり、フレンダーが一緒に戦ってくれなかったり、角付きのヘルメットをしてくれなかったのはさびしかったです。決め台詞もなかったし。
(それにしても、広告版にはあった「たった一つの…」の台詞が作中には出てこなかったり、アップルシードも「この戦いが終わったら、母になりたい」って台詞が作中に出てこなかったり。こういう宣伝の仕方、今流行ってるの?)
とってもオリジナル版が見たくなりました。
コメント(0)| Track back(0) | 2004-05-09 20:23:09
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